Palm m505は、かつてPalm社によって開発されたハンドヘルドのPDA(パーソナルデジタルアシスタント)の一つであり、とくに2001年初頭に存在感を強く出したモデルです。
私は2001年7月2日にm505を購入し、数年使ったあと手放したのですが、2006年10月11日に再び手に入れた懐かしのデバイスです。今、手元にはないのですが非常に魅力的なPDAでしたねえ。
当時としては先進的だったm505は、160×160ピクセルのカラー液晶ディスプレイを備え、PalmOS 4.0を搭載していました。
1日30分使用して1か月もつバッテリーライフ。
30分×30日=900分(15時間)なので、当時は十分すぎるバッテリーのもちだったと記憶しています。
さらに、Palm m505には、SD/MMCスロットがあったので、SDカードにデータやアプリケーションの追加が可能でした。
外部のメモリーカードスロットって大事です。
デザイン面では、スリムで軽量なスタイルはシンプルで洗練されていましたよね。
所有する喜びがあったPDAです。
モバイルデバイスが単なるテクノロジー製品からスタイリッシュなアクセサリーへと変化する予兆を見せていました。
2001年当時、Palm m505は、139gの重さなので持ち運びやすく機能性を兼ね備えたデバイスでした。
スケジュール管理、連絡先管理、メモ作成、メールの確認など、日常的なタスクを効率的にこなすことができたんですね。
もちろん、現在のスマートフォンやタブレットに比べればその機能は限定的ですが、Palm m505はその時代のモバイルテクノロジーの先駆者といえる存在で、2023年現在のデジタル生活スタイルの基礎を2001年に提供していたPDAでした。
Palm m505で使用されていた主な入力方法は「Graffiti(グラフティ)」という独自の文字入力システムでした。
Graffitiは、Palm社が開発した手書き文字認識システムで、簡易化されたストロークを使ってアルファベット文字や数字を書き込むことで、デジタルテキストに変換することが可能でした。m505のタッチスクリーン下のエリアを使って直接文字を書くことができ、この領域は特に「Graffitiエリア」と呼ばれていました。
Graffitiの特徴的な部分は、その効率性と学習曲線にあります。一部の文字のストロークが一般的な手書きとは違っていたので最初は戸惑いましたね。でも、いったん覚えると非常にスムーズに入力できてくせになりそうだったのを覚えています。
日本発売モデルは、ひらがな認識ソフト『楽ひら』がバンドルされていました。
『楽ひら』は、松下電器産業(株)製のアプリで、ひらがな認識に特化したものだったので、Graffitiはちょっとという人も日本語変換が簡単にできるようになっていました。
搭載メモリー容量は8MBだし、画面解像度はなんと160×160ドットですよ。それでも見やすいフォントや問題ない動作速度で、とても魅力的なPDAでした。
2000年代初頭ってPalm m505のような個性的であり機能的、そして使っていて楽しいモバイルデバイスが多くあったのです。
今回はPalm m505を懐かしんでみました。
Palm m505などのパーソナルデジタルアシスタント(PDA)は、今日のスマートフォンやタブレットが一般的になる前の、モバイルデジタル技術の黎明期を象徴するデバイスです。
PDAは、90年代から2000年代初頭にかけて大変人気があり、その機能と携帯性は当時としては画期的だったのです。
連絡先管理、スケジュール管理、メモ取り、電子メール、そしてインターネット閲覧など、PDAはデジタル情報を手元で瞬時に処理するという新たな可能性を世に広めたのですが、徐々に存在が薄れてきたときにiPhoneが登場したのですね。
Palm m505のようなPDAは、そのデザインと使いやすさで多くの人に使われたことで、現代のスマートデバイスへの道筋を示したと思います。
PDAを懐かしく思い出すというのは、デジタルテクノロジーがどのように進化し、私たちの生活をどのように変えてきたかを考える上で、大変興味深いことです、ともっともらしいことを書いていますが、記事が消えてしまったので、サーバーに残っている画像をもとに当時使っていたデバイスについて書いてみようかなと。
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