2021年2月18日(木)の午前10時から、Softbank(ソフトバンク)が新サービスの発表会を行いました。
LINEモバイルとソフトバンクが新ブランド「LINEMO(ラインモ)」を2021年3月17日より開始するということで、その内容についてみていこうと思います。
現在、ソフトバンク回線を1本とLINEモバイル回線を1本保持しているので、今後これらの回線をどうするのかの検討も含めてLINEMO(ラインモ)がどのようなサービスなのか、発表会の流れに沿って確認していきましょう。
LINEMO(ラインモ)のサービスとは
LINEMOは、Softbankがボーダフォンから受け継いで進化してきたネットワークを使います。
現在展開している5Gネットワークに、今後10年間で約2.2兆円を投資し、2021年度末に人口カバー率90%以上を目指すということで、そのソフトバンクの通信網をLINEMOは使ってサービスを始める予定です。
DoCoMoやKDDIの新ブランドと同じように、LINEMOはeSIMとeKYCを使うオンライン専用ブランドとしての展開となります。
LINEMOの特徴は、LINEのユーザーフレンドリーをそのままネットワークに持ってきている点でしょう。
発表会であげられた数字、LINEの月間利用者数は8,600万人ということで、8,600万人が使っているUI(ユーザーインターフェイス)/UK(ユーザー体験)をそのまま使いサービスを行う予定なので、LINEユーザーはとっつきやすいブランドになるでしょう。
LINEMO(ラインモ)の料金等
LINEMOの料金は以下のようになっています。料金は税抜価格です。
・LINEギガフリー
・国内通話 20円/30秒・通話準定額オプション(5分間無料)月額500円
・通話定額オプション(完全定額)月額1,500円
・テザリング無料・契約手数料、SIM交換/再発行、MNP転出手数料、契約解除料は0円
価格的にはKDDI/auの「povo」とほぼ同じようなものになっています。
LINEユーザーにとっては、LINEギガフリーがあるので、その分有利かなという感じです。
LINEギガフリーとは
LINEギガフリーでは、LINEのトーク・音声通話/ビデオ通話・LINE クリエイタースタンプが使い放題になります。
「LINE クリエイタースタンプが使い放題」は、現在「LINEスタンプ プレミアム(ベーシックコース)」として月額240円で提供しているものが、LINEMOでは無料で使用できるというもの。
2021年夏にサービスインの予定なので、少し先のサービスです。
LINE クリエイタースタンプが使い放題とは
最大5つまでは端末にスタンプを保持が可能で、スタンプの入れ替えは無制限です。
便利そうなのが、スタンプをダウンロードすることなく、言葉に合ったスタンプをサジェストしてくれる機能。
たとえば、「おはよう」と入力するとおはようというワードにあったスタンプを予測変換に表示されます。
この機能はいいかもしれませんね。
LINEMO(ラインモ)の申し込みについて
LINEMOは、LINEから簡単に申し込みができるそうです。
eSIM/eKYC対応しているので以下のような特徴があります。
・本人確認はオンラインで
・最短で即日開通
非常に簡単に開通まで進むことができるようですね。
物理SIMも対応しているので、eSIMに対応していない端末でも利用可能です。
eSIMとは
eSIM(イー・シム)とは「Embedded SIM」の略。組み込み式のSIMカードのこと。
SIMカードは取り外しが可能ですが、eSIMはSIM機能が端末側に最初から組み込まれていて、eSIM対応の端末であれば、物理的なSIMカードを使用しなくても、モバイル通信プランを設定することができるようになります。
契約のときに、SIMカードの受け渡しや、つけたり外したりという手間がいらないのも便利な点です。
端末によっては、物理SIMとeSIMの2つを使って通信プラン切り替えながら利用できる点も特徴でありメリットです。
eSIMに対応したiPhone
eSIMに対応したiPhoneは以下のモデルです。
・iPhone 12 mini
・iPhone 12 Pro Max
・iPhone 12
・iPhone 12 Pro
・iPhone SE(第2世代)
・iPhone 11
・iPhone 11 Pro
・iPhone 11 Pro MAX
・iPhone XS
・iPhone XS Max
・iPhone XR
私が今使っているiPhone SE(第2世代)も対応しています。
eKYCとは
eKYC(イー・ケー・ワイ・シー)とは、「electronic Know Your Customer」の略で「電子(オンライン)での本人確認」のことです。
本人確認をオンライン上で完結させることで、従来の本人確認(KYC)よりも早くすみ簡単なことが特徴。
本人確認方法はブラウザ型とアプリ型の2種類があります。
オンラインサポートの充実
DoCoMoの「ahamo(アハモ)」、auの「povo(ポヴォ)」と同じように、基本はオンラインです。
ただし、LINEのUIを利用したスタイルでサポートを利用できるのが違いですね。
・料金確認や追加データの購入が可能
・FAQやチャットサポートに対応
LINEユーザーにとっては、使い慣れたUI上で、いろいろアクセスできるのは便利なところ。このあたりはLINEのいいところを利用しています。
LINEMO(ラインモ)はLINEのユーザーなら乗り換えもアリ
LINEMO(ラインモ)は、競合他社、DoCoMoの「ahamo(アハモ)」、auの「povo(ポヴォ)」と料金体系をあわせて展開するオンライン専用の新ブランドです。
差別化の1つとして、LINEを前面にだしているのは子会社化したLINEモバイル株式会社と組んでいるので当たり前ですが、LINEユーザーで20GBが2,480円という価格を魅力と感じるなら、乗り換えを含めて契約を検討してもいいのではと思います。
現在、私もLINEモバイルのSIMをiPhone7で使っているので、3月17日にLINEMOに移行するか、そのまま継続か検討したいと思います。
iPhone7はeSIMに対応していないので、物理SIMでの契約ですから、ちょっと手順が増えますが、じっくりと考えたいと思います。
以上、LINEMO(ラインモ)の発表会のまとめでした。
【Source:Softbank,LINIMO 画像:オンライン専用新ブランドに関する発表会】