韓国のETNewsによると、2021年の第1四半期に発売するであろう新しいiPadモデル用のMini-LEDディスプレイを、LGがAppleに供給すると伝えています。
LGは今年の末からiPadモデル用のMini-LEDディスプレイの大量生産を開始する可能性が高いということです。
これまでもミニLED搭載iPad Proの噂は多くあった
Appleの製品情報の情報精度が高い有没有搞措(@L0vetodream)氏も、Appleが2021年前半にA14Xチップ、5G、ミニLEDディスプレイを搭載した新しいiPadProモデルを発売する予定だと述べています。
著名なアナリストMing-Chi Kuo氏もミニLEDディスプレイを搭載した新しいiPad Proモデルの発売にも言及しています。
iPad Air 4のコスパが高いため、それ以上の性能を持ったiPad Proが必要
Appleは3月にiPadProをアップデートしましたが、その内容はマイナーアップデートに近いものでした。
iPad Air 3からiPad Air 4ほどの劇的な変化はなかったわけです。
iPad Air 4が性能的にはiPad Proを凌ぐほどのパフォーマンスを見せていますから、iPad Air 4をすべての面でこえていかないとProではないということになりますよね。
iPadに高性能カメラがいるのかという議論はあると思いますが、カメラユニットのさらなる高性能化と、ディスプレイ部分の進化。
そのためのミニLEDディスプレイ搭載となるのでしょう。
A14Xチップと5G対応という部分は、そうなるだろうなあという予測がたちますから、今後のiPad Proの進化に注目ということですね。
ミニLEDディスプレイとは?利点は?
ミニLEDディスプレイは、液晶テレビの技術の一部です。
従来のバックライトを分割してエリアごとに輝度を制御する局所輝度制御やローカルディミングという技術を使ったもの。
バックライトの分割をより細かくすることにより、微細な明るさ調整が可能になるため、コントラストをアップすることができるのです。
有機ELは美しい表現力を持っていますが、課題として寿命の短さがあげられます。
ミニLEDディスプレイと比較してよくでてくるマイクロLED。マイクロLEDが一般に普及するまでは、価格の面を含めてもう少し時間が必要のようです。
そこに急浮上しているのがミニLEDディスプレイ。
現在の液晶方式の技術をベースにコントラストをアップし表現力高めることができる上に、信頼性やコスト、消費電力などの面から注目されているのです。
iPad Proの新モデルが来年3月辺りに発表されるのは時期的にみても可能性が非常に高いため、ディスプレイをミニLEDに切り替えるのかが注目されています。
その動向は、MacBook、そしてiMacモデルにもミニLEDディスプレイが搭載されるかどうかの指針になります。
[Source:MacRumors]