このごろのAppleの動向を見て「もうAppleは終わったのか?」「Appleの終わりの始まりがやってきた」という論調の文をよく見かけるようになりました。WWDC 2016でMacBook Proなどの発表がなかったことで「がっかりだったなあ」と思う人も多くいたと思います。当初私もその1人でした。しかし、backSpace.fmの松尾さんとドリキンさんの感想、解説を聞いて「そういうことだったのか」と理解できました。backspace.fm「B-side #068: 真のWWDC2016の凄さを聞いてくれ!」を是非聞いてみてください。
さて、DEGIMONO! by デジモノステーションのサイトにこのような特集があります。
全10回シリーズ「アップルは本当に『終わった』のか?」
「アップルはもうイノベーションは巻きこせない!」 「ジョブズが亡くなり、アップルは終わってしまった…」 そんな評論記事や声高に叫ぶ人たちをネット上で数多く見かける。はたして、本当にアップルは『終わった』のか? その答えを、日本を代表する10人の賢者に訊く。
■伊藤嘉明、アップルを語る「ジョブズがはっちゃけられたのは、クックがいたから」
■藤原ヒロシ、アップルを語る「今もし僕が社長だったら、やめちゃうかもしれない」
■林信行、アップルを語る「”ジョブズを会社に近づけるべきではない”と当時のCEOに進言した」
■クリエイティブディレクター梶原由景、アップルを語る「あくまで道具として便利だから使う」
■夏野剛、アップルを語る「イノベーションは生み出せなくとも、偉大な大企業として生き続ける」
■m-floの☆Taku、アップルを語る「最近の製品にはストーリーが足りないのかも」
■ジャーナリスト本田雅一、アップルを語る「世界の中心となった企業が不動なのは当然」
■ギズモード・ジャパン編集長 松葉信彦、アップルを語る「ぼくらはアップルの人気拡大と共に育ったメディア」
■『ドミネーター』のCEREVO・岩佐琢磨、アップルを語る「正直、“今のアップル”はつまらない」
■星野リゾート代表・星野佳路 、アップルを語る「アップルは終わったのか? So What? 愚問です」
今後のAppleがどのようになるのか、これはわかりませんが、個人的には流れとはちょっと外れるかもしれないし、Appleが主流と考えているiOSのサポートOSにもしかすると今後なるのかもしれないmacOSに期待をしています。
個人的にはiPhoneの代替はAndroidでもなんとかなると思っているし、実際に日常使用のメーンスマホはHTC desire 626ですからね。(ただし、使っていてかゆいところに届く感じはiPhoneのほうです。)でも、コンピュータはMacでないとだめですねえ。Windowsも毎日使っているし、Chrome OSも使ってはいますが、一番効率よく仕事やブログの更新が出来るのはMac miniで使うMac OS Xです。これはかえがきかないです。使うアプリケーションも使い慣れたものばかりということもあるのですが、やはり何回も書いていますが、システムフォントを含めたフォントの美しさと、デザインがいいのです。もちろんOSの使い勝手も自分にあっているし、Mac miniで使うOS X 10.11.5 で問題らしき問題に当たっていないので毎日快適に使うことができています。
WindowsでもiCloudにアクセスできるので、支障なく使うことは出来るのですが、やはり、フォントと細かなデザイン等まだまだMacの方がいいなあと思います。もちろんMac自体を1995年から使い続けているのでそう思うのでしょうが、今後もmacOSとして進化を続けて欲しいと思います。今は主にデスクトップ(Mac mini)でOS Xを使っているので、ディスプレイも好きな大きさもものを使えるし、キーボードもトラックパッド、マウスも自分の使いやすいものを使うことができているので快適なのです。
上記の10人の方の使っているデバイスの紹介があるのですが、お二方をのぞいてMacBookかMacBook Proをお気に入りのもの、いつも使っているものに挙げられています。やはりOS Xでないと、ラップトップでないと効率が悪いということなんでしょうね。それはそうでしょう。
使い方によるのでしょうが、iPadでもOSが何から何まで出来るものでないこともあり、ここぞという時にはMac miniでないとだめだということが私も良く有ります。仕事中はMac miniの近くにいるのでMacBookがなくてもなんとかなっていますが、外出先で仕事をしないといけないということが多くなればMacBookをやはり手に入れないといかんなあという気はします。
そう考えると、最終的にiPadはインプットメインの作業に使うのが一番となり、いつも持っているのはiPhoneでいいというものこれまた頷ける話です。
どんな“魔法”も行き渡れば“日常”に。でもそれってすごいことだと思いませんか?(ギズモード・ジャパン編集長 松葉信彦氏)
Appleのデバイスは昔のように一部の絶大に支持する層に支えられている時代から、だれもがAppleを知っていて、iPhoneを多くの人が使っているという日常の風景になっています。ここまでAppleは進化、成長してきたのですねえ。どの会社もそうですが、スマートフォン、コンピュータであっと言わせることはもうできないでしょう。出し尽くした感があります。これからはより使いやすくブラッシュアップしていき、スマートフォン、コンピュータをとりまくソフト面での環境の整備にもっと移行するでしょうから、アッと驚くワクワク感がなくなるのは仕方がないことです。
でも、Appleの製品は持っていて、使っていて楽しく気持ちが良いのは今後も変わらないと個人的には思います。
次なるアップルの方向性を体現するが如く、持ち物を必要最低限に絞り込んでいる林氏(記事執筆時は『MacBook Pro』を使用)。ちなみにApple Watchのバンドは6本所有。気分に応じて付け替えているとのことだ。
写真のiPhoneはSE でしょうか。4インチのSEは5sと同じなので手にしっくりとくるでしょう。ポケットにすっと入り、通知はすべてApple Watchで確認。仕事はMacBookでこなす。そう考えるとiPhoneとMacBook、とりあえずこの2台があればもうほかはいらないということになりそうですね。
■関連リンク
全10回シリーズ「アップルは本当に『終わった』のか?」 (第1回)
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