クラウドサービスはなくてはならないものになっています。小サービスがあるからこそ複数の端末やMac、PCを使うことができています。今使っているクラウドサービスは3つ。iCloud、OneDrive、そしてDropboxです。iCloudはカレンダーやアドレスなどを、iPad、iPhone、Mac、そしてAndroidスマホ、Windowsノートと連携するという役割をしているので必要不可欠です。OneDriveは仕事用のファイルを入れているのでこれまた無くてはならないサービスです。Dropboxは個人的なファイル(行動記録やメモなど)とHTC desire 626でとった写真のアップロード先として使っています。そのDropboxが昨日のアップデートで「ドキュメントをスキャン」できるようになりました。
Dropboxのアップデート内容
ドキュメントスキャン機能(iOSアプリ版)
Dropbox Businessユーザーはスキャンのドキュメント検索とPDF形式のスキャンのテキストコピーができるようになる。(ただし言語は英語に限定)
PCでのファイル/フォルダ共有の改善
Dropboxから直接Microsoft Officeファイルを作成、編集が可能
テキスト文書をスキャンして直接Dropboxにアップロードできるのは便利です。また、Dropboxから直接Office文書の作成に入ることができるのもなかなか良いアプローチです。
文書をスキャンする
Dropboxのアプリを開くと画面下に+のアイコンがあります。ここをタップすると
「ドキュメントをスキャン」
「写真をアップロード」
「ファイルの作成またはアップ…」
とでるので、「ドキュメントをスキャン」
をタップします。
そうするとカメラになるので、あとは通常のスキャナーアプリと同じように文書にフォーカスして写真をとります。B5,A4などの長方形の文書は自動で認識して用紙だけスキャンしてくれます。歪みも修正してくれます。
写真をとると白黒のドキュメントに変換されてそのままアップロードできます。形式はPDFかPNG。好みに応じて選択します。アップロードするDropbox上のフォルダを選択してアップロード。手間もかからずいいですね。今までは他のスキャナーアプリを使っていたのですが、これからはDropboxだけでいいかもしれません。
Office文書を作成する
Dropboxから直接Office文書を作成できるようになりました。作成するためにはiPhoneにWordやExcelのOffice系アプリをインストールしておく必要があります。とりあえずWordをインストールしておいてDropboxとどのように連携できるかを試してみました。
ファイルを作成するためには+アイコンをタップし
「ドキュメントをスキャン」
「写真をアップロード」
「ファイルの作成またはアップ…」
の「ファイルの作成またはアップ…」
をタップします。
私のiPhoneにはWordだけインストールしているのでMicrosoft Wordが選択できるようになっています。ExcelをインストールしていればExcelも選択できます。
Wordをタップすると、新規ファイル作成になるのでファイル名を決めて入力し、保存先を選択して「作成」をタップすればWordの新規文書作成画面に移ります。
実際問題としてiPhoneでWordの作成をするかと言われると、私的にはしないと思いますが、iPadであれば十分可能です。
進化したDropbox
単なるクラウドストレージとしてのDropboxからビジネスユーザーに積極的に使ってもらうための機能を追加して、より多くのユーザーの利便性をあげようとしています。今はクラウドストレージサービスもどんどんと進化してきており、MicrosoftやApple、GoogleとDropboxの前には大きな壁もありますが、使いやすい機能を追加して、Dropboxがあればいいねというアプリに今後も成長して欲しいと思います。
■関連リンク
[+]ボタンでファイルを作成/アップロードするには(Dropbox)
Dropbox で Microsoft Office をお使いになる場合 — よくある質問(Dropbox)
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