iPadで読みたい椎名誠「大きな約束」-40代から50代におすすめしたい1冊です-

個人的に好きな作家の上位に位置している椎名誠氏。「あやしい探検隊」シリーズは本屋さん古本屋さん問わず見かけたらついつい買ってしまうお気に入りのシリーズで本棚の中に今でも随分残っているのです。一時期読んだ本は売ってしまって本棚の中のスペースをあけようとした時期があり、その時に「あやしい探検隊」シリーズの一部を手放したのですが、今確認したら「あやしい探検隊」シリーズを含め、シーナさんの本が46冊ありました。随分とまあ読んだものです。

ただ、シーナさんの本は滅多矢鱈と読むのではなく「あやしい探検隊」を中心に買って読むことが多いです。SF小説も書かれているのですが、あまりSF小説は読んでいなくて、主にシーナさんの独特の文体を楽しみたく「あやしい探検隊」シリーズを読んでいるのです。国内国外を旅するシリーズは楽しく「ああ、旅をしたいなあ」と読むといつも思うのですが、なかなかそうはいかないのが現実で、またまたシーナさんの本に手をのばすということになってしまうのです。

201604111

そんな椎名誠氏も息子の岳くんに風太くんが生まれじーじです。1944年生まれということなので今年で72歳になられるのでしょうか。それにしてもお元気のようです。「大きな約束」は孫の風太くんとの電話でのやり取りを軸にシーナさんの日常に起こる出来事を記した作品です。ほぼ私小説であり題材が題材なだけにほとばしるパワーが前面に出てくる作品ではありません。たんたんと静かに日常の様子が語られ、とはいうもののそのなかにもはやりシーナ節は存在しており、ずーっと昔から作品を読んでいる僕も楽しませてもらうのです。

この作品の中で語られていることは40代後半から50代くらいの方なら非常に共感して読み進めることができるはずです。50代ともなれが子供がいればそろそろ結婚、そして孫ができる年代になります。人生の折り返し地点を引き返しながら、ゴールまであと4分の1ほどになったある種の哀愁や悟り。そして新しく誕生した孫という存在の特別さなど悲喜こもごもがつまった作品です。折にふれて読み返す作品になっているので、同じような年代のかたにはぜひ手にとって読んでいただきたいのです。もちろん、iPad、それもiPad miniであれば読書するのにぴったりです。Night Shiftモードがアップデートで搭載されたので寝る前でもiPadを使って読書をしても目が疲れにくくなりました。iPad miniのKindleアプリでじっくりと「大きな約束」を読んでみていただければと思います。

大きな約束 (集英社文庫)
椎名 誠
集英社 (2012-02-17)
売り上げランキング: 129,898
この記事を書いた人
ニシヤマ@2480_G

岡山県在住1965年生まれの個人事業者です。MacはPowerBook150から使い始め、現在はMac mini 2014を使っています。当ブログでは日頃使っているMacやiPhoneなどの気になるガジェットのことを中心に書いています。更新情報はTwitterでもおしらせします。

ニシヤマ@2480_Gをフォローする