着実な進化をとげたiPhone 6s と6s Plusの次世代Multi-Touch『3D Touch』とは何か

Apple

夜2時の30分前に眠気に勝てず爆睡してしまい朝6時30分に目を覚ましてAppleの発表の内容をじっくりと確認しました。予想通りというかほぼ噂通りのものが出てきて、以前のような完全秘密な感じはここ数年なくなりましたが、それでもワクワクしながらKeynoteを見るという感覚はAppleならではです。今回はiPhone 6s / 6s Plusともう一つの目玉のiPad Proはモンスタータブレットでした。Apple TVもあり、そしてさらっと流されましたが個人的には注目していたiPad mini 4もちゃんと出てくれたので嬉しい限りです。

さて、iPhone 6s /6s Plus です。これは事前の噂通りなのでふむふむ手堅い進化ぶりを見せています。何が進化したのか見てみましょう。着実な進化をとげたiPhone 6s と6s Plusは9月25日発売です。価格はApple Storeでは86,800円(93,744円)から。

3dタッチ

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次世代のMulti-Touch『3D Touch』は3段階

iPhoneが発売されて広く知れ渡ったのはタップ、スワイプ、ピンチというMulti-Touchジェスチャーです。このジェスチャーなくしてはスマートフォンの操作は不可能というものです。Appleはこれに追加してiPhoneに、ディスプレイに加えた圧力の大きさを感知する『3D Touch』を導入しました。惜しいのは世界初ではない点ですが、MacBook に投入したこの技術をiPhone 6s / 6 Plusでどう使えるようになるのかはAppleなりの答えをiOS 9との組み合わせでより明確に出してくれるはずです。

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新たなキーワード『PeekとPop』

そして3D Touchを使う上で新たなキーワードを作り出しました。PeekとPopです。
軽くプレスするのが『Peek』で少し深めにプレスするのが『Pop』。Appleのサイトではメールとサファリの操作例があります。

メールの画面で軽く内容を確認したいメールをPeekします。するとメールの一覧画面の前面にメールの内容が現れます。これで簡単にメールの本文を確認することができます。そして深く押すPopをすると、いつものようにタップしてメールを開く動作が行われます。

Safariではどうでしょう。メールやメッセージでサイトのリンクが貼られたものが送られてきたとします。そのリンクをPeekするとリンク先のサイトが表示されます。表示されるのはサイトの上部だけです。そのまま深くPopするとSafariでそのサイトを開くことができます。

他には写真、マップの例があります。どれもPeekで確認、Popで本来のアプリケーションを開くという動作です。

このように画面を親指で触ったまま軽く確認ができ、気になれば深く押してメールなりSafariなり従来の画面に飛ぶというスタイルになります。最初発表前の噂の段階でこの感圧タッチの記事を読むと、これって複雑になるだけなんじゃないかなあと思っていたのですが、液晶画面に触れたままでただ軽く押すか押し込むかの2段階の動作だけで済むのであればこれはこれで便利じゃないかと考え直しました。

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クイックアクションとプレス

『3D Touch』をホーム画面から使うことでアプリケーションをいちいち開かなくてもしたい作業をすることができるようになります。これはサブメニューが開くという感覚にちかいのではないかと思います。もしくはよく使うショートカットアイコンが出てくるようなイメージです。

これにはプレスを使います。ホーム画面のアプリアイコンをプレスするとそのアプリに応じたサブメニューが現れます。このプレスはPeekでもなくPopでもなく単純に押し込むだけというのが考えられています。ホーム画面からアプリを開く場合は手に持って急いでいる場合も多いはず。電話をかけよう、メッセージを送ろうなど、立ち止まって早く操作をしようというときに軽くおしてとか深く押してという動作は難しいのです。これをタップすることと押し込むプレスの2つの動作をするだけでアプリを開くのか、サブメニューを出すのかを直感的にできるようになるからです。複雑なことはできるけれど微妙な動作が必要という場合は面倒になってしまいます。

他にプレスの使い道で便利なのが1回のプレスでキーボードがトラックパッドにかわるというものです。iOSの文章入力時の弱点は文字の選択がしにくいことだと常々思っていました。タップしたまま選択したい文字に合わせるは実にいらいらする作業だったのです。それが、キーボードをプレスするとキーボードがトラックパッドのようになるのです。キーボードプレスでカーソルが使えるようになるので、文字の選択が簡単になります。これは使ってみたい便利機能なのです。

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『3D Touch』は今後のスマートフォンの指針となるか

タップ、スワイプ、ピンチというMulti-TouchジェスチャーがiPhoneの普及により当たり前になりました。今後発表されるAppleのモバイルデバイスにはこの『3D Touch』が搭載されると考えられます。他社も感圧センサーを搭載するスマートフォンを今後出してくる場合も多くなるのではないかと思います。しかし、Appleのフィーリングにはなかなか追いつけないのではないかと思います。

画面スクロールを例にとってみても、AndroidスマートフォンやWindows Phoneもずいぶんとスクロールが滑らかになりました。でも指に画面が吸いつく感覚ではないように個人的に思います。iPhoneの画面をタップする、スクロールさせる、ピンチするなどの動作は実に気持ちがいいのです。

これMacBook やMacBook Airのトラックパッドでも言えることです。今Chromebook 11やX205TAやLenovoのPCを使える環境にありますが、トラックパッドはMacBook Airがだんとつに使いやすいのです。トラックパッドも指の動きに完全に呼応して反応してくれるので実に気持ちよい。しばらくMacBook Airを使っていないのですが、Chromebook 11 のパッドの反応の悪さが気になってきたのとピンチで画面拡大ができないのでMacBook Airのトラックパッドがいかに優秀かが痛いほどわかります。PowerBook500シリーズのパッドを知っている身としてはよくぞここまで持ってきたと感慨ひとしおなのです。

このように言葉では言いあらわせない感覚の部分での気持ち良さがAppleの製品にはあります。iPhone 6s /6 Plusの『3D Touch』もこの域になるでしょうね。他社が似たような技術を搭載してきてもAppleの『3D Touch』は違うという方向で進んでいって欲しいと思います。『3D Touch』は次の世代のスマートフォンの機能性を高める指針になることは確実です。
■関連リンク
3D Touch。次世代のMulti-Touch。(Apple)

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この記事を書いた人
ニシヤマ@2480_G

岡山県在住1965年生まれの個人事業者です。MacはPowerBook150から使い始め、現在はMac mini 2014を使っています。当ブログでは日頃使っているMacやiPhoneなどの気になるガジェットのことを中心に書いています。更新情報はTwitterでもおしらせします。

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